2019年02月08日
防火シャッター・ドア保守点検専門技術者の受講資格不足について
文化シヤッター株式会社(社長:潮崎 敏彦)はこのたび、一般社団法人日本シヤッター・ドア協会(以下、JSDA)の指示を受け、JSDAが認定する「防火シャッター・ドア保守点検専門技術者」(以下、JSDA専門技術者)の受講資格について当社グループ社員を対象に調査した結果、規定された実務経験年数を満たしていない社員(以下、資格不足者)6名が、JSDA専門技術者の資格を付与されていたことがわかりました。
また、この資格不足者6名全員が、防火設備講習を受講することで防火設備検査員資格者としての資格者証を交付されており、その内2名が1物件ずつ計2物件の検査を実施していた事実が判明しました。
ここに、防火設備検査員の資格がないかたちで検査を実施させていただきましたお客様、さらには特定行政庁をはじめとする関係者の皆さまに多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことに、心よりお詫び申し上げます。
本件につきましては既に関係各所へ報告済みであり、検査を実施した対象物件のお客様には個別にご報告およびご相談の上、正規の防火設備検査員資格者による速やかな再検査を実施してまいります。
当社はこのたびの受講資格不足という事実を厳粛に受けとめ、その原因を調査した結果および国土交通省の指示を踏まえ、コンプライアンス教育のさらなる徹底と管理体制の一層の強化を図ることで、今後の再発防止に努めてまいる所存です。
1.現時点までの調査結果について
JSDA専門技術者の資格を取得するためにはJSDAが行う技術講習会を受講する必要があり、受講資格については、高卒以上の学歴を保有する者の場合、シャッターまたはドアに関する必要実務経験年数は3年以上となります。
今回、JSDA専門技術者の資格を持つ当社グループ社員(退職者等を含む)全員の経歴を調査した結果、6名が受講資格に必要な実務経験年数を満たしていないことがわかりました。
このJSDA専門技術者の資格不足者6名につきましては、資格取得にあたり、JSDAが行う技術講習会を受講するためにJSDAに提出する「受講申込書」に記入した際、資格認定規定にある「実務経験年数3年以上」を、3年目についても受講できるという誤った認識によって受講の申し込みを行い、JSDA専門技術者の資格を付与されていました。
そして、この資格不足者6名が、国家資格である防火設備検査員の資格者証を交付され、その内2名がそれぞれ1物件ずつ計2物件の検査を実施していた事実(表1)が判明しました。
(表1)
JSDA専門技術者の 資格不足者 |
資格不足者の内、 防火設備検査員資格者 |
左記の内、検査を実施した 人数および物件数(A) |
|
当社グループ社員 | 6名 | 6名 | 2名、2物件 |
2.お客様への影響について
資格不足者が防火設備検査員資格者として検査を行った2物件につきましては、お客様と個別にご相談させていただき、正規の資格者により速やかに再検査を実施してまいります。
(A)資格不足者が防火設備検査員資格者として検査を実施した所在地別用途別内訳
所在地 | 用途別 | 物件数 |
東京都 | 事務所 | 1 |
徳島県 | 病院 | 1 |
3.再発防止策について
当社は今回の受講資格不足という事実を厳粛に受け止め、既に当社の調査結果を踏まえ、受講申込時のチェック機能を強化する管理体制の厳格化を図っています。なお、JSDA専門技術者の資格不足者および資格不足者として防火設備検査員資格を取得した該当者については、JSDAおよび国土交通省の指示を受け、資格返納の手続きを進めてまいります。
今後は、調査結果を踏まえ、従業員に対するコンプライアンス意識と体制の更なる徹底および管理体制の一層の強化等を図ることで、再発防止に努めてまいります。
以上
<この資料に関するお問い合わせ先> 文化シヤッター株式会社 経営企画部 広報室 曽根または小林 TEL 03-5844-7150 |
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