地球と共に
■環境負荷を軽減した企業経営
ゼロエミッションへの挑戦
前田 太郎
BX朝日建材ではゼロエミッション達成に向け、新たなスタートを切りました。キックオフ大会では、文化シヤッター製造企画部によるゼロエミッションの概要説明から始まり、工場内の廃棄物保管や分別の状況、処理業者やマニフェストの確認など、達成要件と照らし合わせながら、今後の推進方法について議論がなされました。グループ会社の中ですでにゼロエミッションを達成している他工場からアドバイスをもらいながら、まずは環境を整え、従業員一人ひとりが理解を共有し、達成に向けて意志を強く持つことが、目標達成に近づく一歩だと考えています。
エネルギー省力化への取り組み
BXグループでは、「BXグループ環境方針」のもと、エネルギー使用の合理化および電気需要の平準化を推進しています。特に文化シヤッターは省エネルギー法で定める「特定事業者」に指定されており、全工場においてエネルギー原単位の削減のほか、廃棄物の3Rによるゼロエミッションを継続すると共に、省エネ効果の高い生産設備や照明設備の導入、電力デマンド管理によるエネルギー使用量の平準化を図っています。また、秋田工場をモデルとした「消費エネルギーの見える化計画」を実施。蓄積したノウハウを他工場に展開し、エネルギーの効率的な利用を図り、CO2の排出削減に取り組んでいきます。
BXグループでは、今後も自社保有資産の効率化と、エネルギーの省力化にグループ全体で取り組んでいきます。
グループ全体で環境負荷軽減活動を推進
BXグループでは、エコアクション21を基盤とした環境経営システム(EMS)を構築すると共に、環境法の遵守を徹底し、グループ全体で環境負荷の低減に取り組んでいます。文化シヤッター小山工場、BX新生精機、BXテンパル埼玉工場では、環境マネジメントの国際規格ISO14001認証を取得しています。また、経済産業省資源エネルギー庁が推進する省エネルギー政策では、事業者クラス分け評価制度(SABC評価制度)においてSクラス(省エネが優良な事業者)に認定されています。
2017年度は、電気使用原単位2.2%削減しましたが、ガソリン使用原単位は10.3%の増加となり、より一層の努力が必要となりました。廃棄物については、グループ全体で廃棄物の分別、リサイクルを推進し、総排出量38.8%削減(2007年度比)しました。
■2016年度の活動
グループ全体で環境負荷低減活動を推進
BXグループでは、エコアクション21を基盤とした環境経営システム(EMS)を構築すると共に、環境法の遵守を徹底し、グループ全体で環境負荷の低減に取り組んでいます。文化シヤッター小山工場、BX新生精機、BXテンパル埼玉工場では、環境マネジメントの国際規格ISO14001認証を取得しています。
省エネルギー対策では、高効率照明機器やインバータ式コンプレッサー等の省エネ機器導入、ガスヒートポンプエアコンへの切り替え、電力デマンドの管理による適正なエネルギー使用の平準化、太陽光発電システムの導入、およびエコドライブの推進等に取り組んでいます。2016年度は電気使用原単位を0.1%の削減となりましたが、ガソリン使用原単位は4.4%(2015年度比)の増加となり一層の努力が必要となりました。
廃棄物については、グループ全体での分別、リサイクルを推進し、総排出量を48.2%(2015年度比)削減しました。
また、生産活動で使用する化学物質も適正な管理と排出量の削減に取り組んでいます。
工場における「消費エネルギーの見える化計画」を開始
巣瀬 佑輔
「消費エネルギーの見える化計画」のシステムを導入したことで、工場建屋や設備ごとの消費エネルギーが把握できるようになりました。これにより、対策を講じた際の成果がデータによって確認できるようになり、より一層の省エネ意識向上につながります。今後エネルギーロス要因を自ら見つけ、計画的かつ継続的に改善できる仕組みを工場と本社部門が一体となって構築し、文化シヤッター各工場およびグループ各社への展開も視野に入れた消費エネルギーの削減に努めていきます。
BXグループにおけるゼロエミッションへの取り組み
寺坂 彰能
BX文化パネル播磨工場ではゼロエミッション達成に向けての挑戦がスタートしました。準備期間を設け、文化シヤッターの製造企画部、御着工場、さらにグループ会社においてすでにゼロエミッションを達成しているBX新生精機の各担当者からアドバイスをもらいながら環境を整えましたが、いざスタートしてみると分類品目の理解が統一されておらず、ゴミの混在が見られるなど、一人でも意識が欠落すると絶対に達成できない取り組みだと実感させられました。ゼロエミッション達成への強い意志を持ち、従業員全員が正しく分類できるよう理解を共有することで達成目標に近づいています。ゼロエミッション達成後も継続し取り組んでいきます。