働く仲間と共に
■満足度の向上
働き方の革新
「働き方の革新」を進めることにより、従業員がいきがいをもって心身とも健康にその能力を発揮できる環境を整備していきます。
これまでの紙集計での勤怠管理から、パソコンのON・OFFを自動取得するデータを基に、一人ひとりが実際の始業・終業時間を入力する新システムに移行しました。これにより勤務実態が明確になるほか、時間外勤務や年次有給休暇等など各種申請・承認もシステム上で行うことが可能です。労務状況を「見える化」することにより、労働時間=コストであることを意識することで、労務管理を徹底しています。
36協定ならびに特別条項の見直しや、PCを20時にシャットダウンすることで退社を促すなど、時間外労働の削減を推進しています。またお客様に対しても、当社の「働き方の革新」についてご理解をいただく取り組みもはじめています。
年間3日の年次有給休暇の計画的付与制度を導入しました。年次有給休暇の取得促進により、さらなる仕事と生活の調和を推進しています。
文化シヤッターでは、2018年4月より、パート、嘱託(正社員の定年後再雇用嘱託は除く)、契約社員等の雇用形態を、有期労働契約から無期労働契約に順次転換しています。法令では、通算契約期間が5年を超えると無期労働契約となる権利が発生し、本人からの申請により次の契約から転換できますが、当社では、通算契約期間が5年を超える契約から順次、無期労働契約となります(本人からの申込みは不要)。60歳以上の有期労働者(正社員の定年後再雇用嘱託は除く)については、通算契約期間に関わらず、全員を2018年4月1日に無期労働契約へ転換しました。また、無期労働契約者は正社員と同様に60歳を定年とし、再雇用を申請した場合は、65歳(誕生日の翌日)まで継続して働けるようになりました。
人材育成・研修制度
以下の学習の機会を通じ、従業員一人ひとりの成長が、新たなイノベーションを生み、社会への価値提供領域の拡大と組織強化につながることを期待しています。
「皆で協力し、チーム力を発揮できる人」
「“看る”力を持ち、問題を発見、解決できる人」
2000年より実施しているBMP(文化ビジネス・マネージャー・プログラム)研修は、当社グループの今後を担うマネージャークラスが1年間にわたって研修プログラムを受講するものです。幹部候補生に求められる基礎力の確認、実践力の養成のほか、既存のビジネスモデルにとらわれない新しい収益基盤の創出をテーマに事例研究に取り組み、最終目標として経営幹部に向けた事業提案を実施します。当社グループには創業当初より、「経験問わず、挑戦する意欲を支援する」という社風があり、常識にとらわれず”今までなかった価値”に果敢に取り組んできた先人達が「快適環境を提案するソリューショングループ」という今のグループを築いてきました。2017年度はグループ会社を含め15名が参加。BXグループを進化させるイノベーターとして、今後の活躍が期待されます。
丸山 直樹
以前からBMP研修のレベルの高さと厳しさは諸先輩方より聞かされていました。会社からの期待の大きさと、BXグループの今後を牽引する候補生として課せられた重責を同時に感じながら1年間受講しました。メンバー全15名とは深夜にまで議論が白熱することもありましたが、職位関係なく本音をぶつけ合い、妥協なく取り組んだこの研修期間に得たものは計り知れないほど大きく、苦楽を共にした仲間はかけがえのない財産となりました。今後いかなる市場環境においても、揺るぎない強い企業として成長し続けることを目的としたビジネスモデルの研究は、事業のあり方を俯瞰して捉えるという、今までにない貴重な経験となりました。
人事制度・キャリア開発の取り組み
文化シヤッターでは、従業員のモチベーション向上と、より幅広い視野と豊かな発想で仕事に臨むための人事制度の拡充を図っています。
BXグループ全従業員を対象とし、希望する部門において仕事の経験を積むための体験ができるインターンシップ制度を2013年度より導入しており、2017年度は13名が参加しました。他部門の仕事を体験することで自らの視野が広がるほか、人的ネットワークの形成により新たな協力体制が生まれるなど、従業員が今後の仕事のあり方について考える社内キャリア開発にもつながっています。
鮎川 和浩
ベトナムでの研修は、海外という困難な環境ならではの苦労もありましたが、とても貴重な経験となりました。常識や言葉の違いから悩む場面もありましたが、ベトナム人スタッフと共に、さまざまな違いを超えて難しい課題を乗り越えた時に仲間と共有した達成感は、日本では決して味わうことのできない喜びでした。
日本人スタッフがホスト役となる「ファミリーデー」では、ベトナム人スタッフや家族の笑顔や子どもたちの喜ぶ姿に触れ、仕事の枠を越えた心のつながりを感じることができました。
公私共通して感じたことは、ベトナム人の明るく素直な人付き合いと、失敗をも前向きに捉えるポジティブな考え方です。そして何よりの収穫はベトナムに新しい仲間ができたこと。海外で仕事を経験したことで、より視野が広がり、日々のモチベーション向上にもつながっています。
文化シヤッターでは、現在の仕事の量や質、働き方の希望や適正など、自らのキャリアプランについて申告する「自己申告制度」を年に一度実施しています。従業員は自らの働き方やライフイベントを考慮に入れたワークライフバランスのほか、今後のキャリアプランなどを考えるきっかけとなり、会社は本人の希望や状況を理解することで、活躍の場の検討や育成に活用しています。
今後も従業員一人ひとりの成長とキャリア開発のため、制度の拡充を図っていきます。
2016年度の活動
清水 翔平
初の海外が長期生活になるということで、当初は不安でいっぱいでしたが、この貴重な機会を無駄にすまいと、積極的にコミュニケーションを図ろうと努力を続けたことで、台湾人スタッフと共に毎日、有意義な研修を送ることができました。長期間にわたり異文化に触れ続けた経験を、これからの日本での社会人生活の向上につなげていきたいと思います。
各リーダーが自己の行動特性を把握した上で自部門における使命・価値観を追求し、組織におけるイノベーション・プラン策定、実践に活かすことが目的の研修です。
その他多様なテーマの研修を通じて、従業員が自ら考え、自ら行動する組織風土の浸透を図るとともに、BXグループ全体のシナジーをより一層発揮できる組織への改革を進めています。
札幌サービス課 課長
星 浩二
チームに「革新」を起こし、メンバーの力を最大限に発揮できる組織には何が必要か、チームのあり方について身をもって体験することができました。従来の研修とは趣の違った、ストーリー性のあるプログラムの体験型研修で、今後のマネジメントに大いに活かせる貴重な経験となりました。この経験をもとに、自らの役割を十分に理解した個人同士が、率直な意見を交わすことのできる組織づくりに励んでいます。