地域との共創
BXグループでは、全国にある各事業所が主体となってCSR活動を推進しています。災害被災地での復興支援活動や、地元中学生・高校生を対象とした就業体験の受け入れ、チャリティーイベントへの協力など、従業員一人ひとりが、“地域のために”の思いを持って、各地域に根差した活動に自主的に取り組んでいます。
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■「白石こころーど」の清掃活動を実施
北海道支店
文化シヤッターサービス 北海道サービス支店文化シヤッター北海道支店と文化シヤッターサービス北海道サービス支店では、地域貢献活動の一環として、札幌市白石区で実施している「白石区まち美化プログラム」に参加し、区内を横断する自転車歩行者専用道路「白石こころーど」の清掃活動を毎年夏と秋に2回実施しています。
清掃活動中には、市民の方々から感謝のお言葉をいただくこともあり、美しい環境を保つことはもちろん、地域とのつながりや交流を深める貴重な機会にもなっています。11月には、10年間の地域環境美化活動が評価され、白石区から感謝状をいただきました。今後も、豊かな地域社会の実現に寄与できるよう、積極的に社会貢献活動に取り組んでいきます。■障害者理解講習会を開催
御着工場御着工場では、2022年に姫路市SDGs宣言に賛同し、地域に根ざしたさまざまなSDGs活動を推進しています。その一環として、2023年6月30日に「障害者理解研修会」を開催しました。
当日は37名の従業員が参加し、社会福祉法人ひびき福祉会様より、障害者差別解消法についてご説明いただき、合理的配慮のポイントなどを学びました。その後、パラスポーツ「ボッチャ」を体験し、スポーツを通じて障害について理解を深めました。当工場からは、自動閉鎖装置付引戸「カームスライダー」や引いても押しても開閉可能な自由開き折れ戸「ヒクオス」など、ユニバーサルデザインのドア製品を紹介し、同福祉会の皆様より高い評価をいただくことができました。
本研修を通じて、障害について理解を深めると共に、共生社会の実現に向けた取り組みの重要性を再認識する貴重な機会となりました。今後も姫路市SDGs宣言企業として、SDGsの達成に向けた活動を積極的に進めていきます。■企業訪問として中学生を受け入れ
掛川工場掛川工場では、2023年10月11日に掛川北中学校の生徒31名を企業訪問として受け入れました。社会環境が急速に変化する中、子どもたちが希望を持ち、社会的、職業的に自立した社会人として成長するために、企業を含む地域が学校と連携し、キャリア教育への協力体制を築くことが求められています。同校では「地域の企業を知る」をテーマに、働くことの意味や意義を学ぶキャリア教育を推進しており、今回の企業訪問はその一環として実施されました。当日、子どもたちは会社の説明を受けた後、ショールームや工場内を見学し、手動シャッターの開閉を体験するなど、実際に見たり触れたりしながら製品や製造工程について学びました。
今後も、次世代を担う地域の子どもたちが、働くことへの理解を深め、自分らしい生き方やキャリアを実現していくための支援に貢献していきます。 -
■フードドライブ活動の実施
御着工場御着工場では、女性従業員が中心となり、職場環境向上を推進するプロジェクトチーム「キープスマイリング」を結成しています。2022年度はSGDsにつながる活動の一つとして、食品ロスの削減や食品の有効活用に向けたフードドライブの取り組みを開始しました。
フードドライブとは、各家庭で使いきれなかった食品や日用品を寄付することで再分配する、いわゆる「リユース」にあたる取り組みで、消費者として食品ロスを削減するための行動が、貧困などで生活に困窮している方々への支援につながるというものです。 プロジェクトチームのメンバーが中心となり、全体朝礼や場内でのポスター掲示などのほか、持ち帰り用のちらしでご家族にも協力を仰いだ結果、軽トラック1台分の食品や日用品が集まりました。集まった物資は、姫路市内でボランティアの方々がフードバンク活動を行う団体「NPO法人フードバンクはりま」様を通じ、児童支援施設や子ども食堂、母子緊急生活支援施設等に届けられました。 御着工場では、今後もSDGs達成に向けた活動を継続し、周辺企業やサプライヤーの皆様へも活動の輪を広げ、地域の課題解決にも取り組んでいきたいと考えています。■近隣高校生のインターンシップ受け入れ
BXカネシンBXカネシンでは、関東デリバリーセンターにおいて、千葉県立流山北高校の生徒をインターンシップとして受け入れました。
昨今、社会環境や経済・産業構造が大きく変化する中、子どもたちが社会への関心を高め、自立した社会人となるための基盤づくりや、企業を含む地域が学校と連携し、キャリア教育に協力する体制を築くことが求められています。同校は、地域の教育力を活用しながらキャリア教育等を実施する「地域連携アクティブスクール」の1校として認定されており、今回のインターンシップはその一環として行われました。
受け入れ期間の3日間の中で、子どもたちは、倉庫での作業や実際の商品の梱包作業、地元ケーブルテレビの取材対応などを体験しました。今後も地域の子どもたちが、自分の役割や自分らしい生き方を見出し、実現していくための支援に貢献していきます。■消防破壊訓練にて、無償で部材提供および講義を実施
文化シヤッターサービスシャッターの修理・点検を行う文化シヤッターサービスは、全国各地の消防学校や消防本部で実施される消防訓練において、シャッター破壊訓練を実施しております。一刻を争う人命救助活動では、的確で正確な切断作業が求められ、また救助を行う消防隊員の安全を確保するためにも、本番を想定した本格的な訓練が必要となります。当社では講師の派遣に加えて切断訓練で使用する部材の提供を行うことで迅速な救助活動に貢献しています。
本活動は、「当社ができる社会貢献活動の一つ」として1994年に静岡県消防学校で実施して以来、活動の範囲を広げながら継続して実施しています。
2022年度は全国各地の消防学校21校で計26回開催、1,172名の消防隊員が受講しました。特に静岡県消防学校では、毎年3日間の日程で100人以上の消防隊員が受講する大規模な訓練を行っており、2023年2月27日、「長年に渡り実践的な教育訓練ができる環境整備に貢献した」として同校より感謝状が贈呈されました。今後も地域の防災対応力の向上に貢献していきます。 -
■近隣中学校で「職業人講話」を実施
ライフイン環境防災研究所文化シヤッターライフイン環境防災研究所は、2021年11月10日、所在する栃木県小山市の市立美田中学校の2年生44名を対象に職業人講話を行いました。
社会の産業構造や雇用形態等が大きく変化する今、子どもたちが社会的、職業的自立に向けて必要な能力や態度を育み、自分らしい生き方を身につけるためのキャリア教育の充実が求められています。同校で、働く人の実体験から社会の現実に迫る職場体験活動を推進する中で、過去、当研究所を見学いただいたご縁からお声がけをいただき、職業人講話を行う運びとなりました。
講話では、BXグループの「技術力」を支えている研究所の耐火試験炉や耐震試験装置などの動画を交えながら、当社の会社案内や仕事内容を説明した上で、仕事のやりがいや喜び、苦悩、仕事をしていく上での心構えをお話しました。未来を担う子どもたちの社会人、職業人としての自立に向けた支援を通じて、今後も地域の人材育成に貢献していきます。■障害者支援活動が静岡県知事褒章を受章
⽂化シヤッターサービス文化シヤッターサービスは、静岡県で開催された「障害を理由とする差別解消推進県民会議」において、「令和3年度静岡県障害を理由とする差別を解消するための取組みに関する知事褒章」を受賞しました。
当社では、CSR推進テーマとして「障害者支援活動」に取り組んでおり、社会福祉施設で製造販売された商品を購入し、お客さまへノベルティとしてお渡ししています。購入品の一つとして、2012年より静岡県の社会福祉施設より年賀タオルを購入しており、年賀タオルの継続的な購入が施設利用者の就業支援につながると評価され、特定非営利活動法人オールしずおかベストコミュニティ様からご推薦をいただき、今回の受賞に至りました。今後も障害のある人を支援する活動に取り組んでいきます。■フードドライブの実施により食料品を寄贈
BX沖縄⽂化シヤッターBX沖縄文化シヤッターでは、SDGsへの取り組みを推進していくために2021年度よりSDGs委員会を設置し、SDGsに貢献する活動を企画・実施しています。2021年度は、SDGs目標「1.貧困をなくそう」「2.飢餓をゼロに」に貢献することを一つのテーマに掲げ、豊見城市が取り組むフードドライブに協力しました。
フードドライブは、家庭で使い切れない未使用の食品を集めて、地域のフードバンク等の生活困窮者支援団体や、子ども食堂、福祉施設等に寄付する活動のことです。日本ではまだなじみの薄い活動ですが、フードバンク発祥のアメリカでは1960年代から盛んに行われており、地域の支援を必要とする方へお届けできるだけでなく、食品ロスの削減にもつながります。この「もったいない!」を「ありがとう!」に変えられる活動は、SDGs目標「3.すべての人に健康と福祉を」「12.つくる責任/つかう責任」にも通じる取り組みです。
当社で従業員へ呼びかけたところ、お菓子や飲み物、お米、缶詰などの食料品が集まり、豊見城市の社会福祉協議会を通じて、地域のこども食堂や高齢者世帯、母子(父子)家庭世帯などに年3回にわたり届けることができました。SDGs委員会では今後もこの活動を継続すると共に、SDGsをキーワードに課題解決につながる活動を推進していきたいと考えています。