働く仲間と共に

満足度の向上

従業員の健康のための取り組み

文化シヤッターでは、生活習慣病リスクの高まり、メンタルヘルス不調による休職者の増加という社会的な課題を踏まえ、「従業員の健康が第一である」という認識のもと、心と身体の両面からサポートする体制を整備しています。

身体の健康をサポート

定期健康診断と再検査の受診を徹底し、100%の受診率を達成しています。また睡眠時間や飲酒頻度など、従業員の生活習慣に関するアンケートを実施し、集計結果と一般的な平均値を比較しながらヘルスリテラシー向上をめざすe-ラーニング教育を実施するなど、従業員の生活改善や健康維持・向上を支援しています。

心の健康をサポート

従業員が自らのストレス状態について把握し、メンタルヘルス不調を未然に防止できるよう、ストレスチェック制度を導入しています。自らの心の健康状態を確認できるだけでなく、ストレスを感じにくい思考に切り替えるメンタルタフネス学習やセルフケアの方法など、メンタルヘルスに関するさまざまな情報を取得できるほか、チェック結果により医師の面談を希望できるなど、従業員の心の健康を多方面からサポートしています。2019年10月に実施したストレスチェックでは、正社員、嘱託、契約社員、パートタイマーを含む2,293名(受検率87.4%)が受検しました。

働き方の革新
文化シヤッターでは「働き方の革新」を経営方針に掲げ、職場の生産性向上をめざし、国が主導する長時間労働是正の実現に向け、グループ全体で取り組みを進めています。
労働時間の「見える化」「コスト化」と労務管理の徹底

パソコンのON・OFFを自動取得するデータ管理と、一人ひとりが実際の始業・終業時間を入力する新システムの導入により勤務実態の明確化を図っています。労務状況を「見える化」することにより、労働時間=コストであることを意識させることで、労務管理を徹底しています。

20時退社の実現

36協定ならびに特別条項の見直しや、PCを20時にシャットダウンすることで退社を促すなど、時間外労働の削減を推進しています。またお客様に対しても、当社グループの「働き方」についてご理解をいただく取り組みを推進しています。

有給休暇取得の推進

「働き方改革関連法案」の施行を受け、年間5日の年次有給休暇の計画的付与制度を導入しています。年次有給休暇の取得促進により、さらなる仕事と生活の調和を推進しています。

無期労働契約への転換

2018年4月より、パート、嘱託(正社員の定年後再雇用嘱託は除く)、契約社員等の雇用形態を、有期労働契約から無期労働契約に順次転換しています。法令では、通算契約期間が5年を超えると無期契約への転換する権利が発生し、申請に基づいて次の契約から無期契約に転換できますが、当社では、通算契約期間が5年を超える契約から順次、無期労働契約としています(本人からの申込みは不要)。また、無期労働契約者は正社員と同様に60歳を定年とし、再雇用を申請した場合は、65歳(誕生日の翌日)まで継続して働くことができるようになりました。

人材育成・研修制度

文化シヤッターでは、「企業の価値は従業員一人ひとりの人財力の総和である」という考えのもと、問題解決能力やイノベーション力などの総合的な人材力向上を支援するための研修制度の構築を図っています。

イノベーター育成事業「起業塾」の開講

イノベーター育成事業の一貫である「起業塾」は、BXグループの未来を担う45歳以下の従業員が、新事業・新システムの創出をめざし、1年間にわたり実施される研修プログラムです。
事業プロジェクトを進める上で必要なマーケティング力やビジネスプラン構築力の養成のほか、「社会に新たな価値を提供し、対価を得る芽を育む」をテーマに事業アイデアの検証・分析に取り組み、最終目標の経営幹部への事業提案に向け、2018年度はグループ会社を含む14名が参加しました。
提案プロジェクトは事業化へ向けて取り組みが始まっており、彼らのイノベーターとしての活躍が期待されます。先人達による、既存のビジネスモデルにとらわれない“新しい価値”への果敢なチャレンジが、今の「快適環境ソリューショングループ」としてのBXグループを築いてきました。創業当初から受け継いできた「経験を問わず、挑戦する意欲を支援する」という企業文化を継承し、今後もイノベーターの育成と支援に取り組んでいきます。

VOICE
起業塾受講
文化シヤッターサービス 品質統括部
技術教育部 係長
栗原 淳

起業塾のメンバーは立候補して参加しており、主体性が高く、積極的で刺激を受けました。職位や職種の異なる皆さんから、思いも寄らぬ発想や視点からの意見を聞くことができ、とても貴重な経験となりました。繰り返し議論を重ねたテーマが形になった時にメンバーと共有した達成感は、普段は味わうことができない喜びでした。この経験を糧に、今後ますます変化する市場環境において、新たな視点で社会に価値を生み出し続けるイノベーターとなれるよう努力していきます。大きな目標に向い一丸となって取り組んだメンバーとの出会いを大切に、いいライバルとして切磋琢磨し続けたいと思います。

人事制度・キャリア開発の取り組み

文化シヤッターでは、自立的なキャリア形成を支援し、高いモチベーションを保ちながら豊かな発想で仕事に臨むための人事制度の拡充を図っています。

グループ内インターンシップ制度

グループ会社を含め、働いている部署以外の業務に関心がある従業員が、原則5日間、希望部門で仕事経験を積むことができるインターンシップ制度を2013年度より導入しています。他部門で仕事を体験することで自らの視野が広がるほか、人的ネットワーク構築により、柔軟な協力体制が生まれるなど、従業員が今後のワークスタイルについて考える社内キャリア開発にもつながっています。

自己申告制度の実施

現在の仕事の量や質、働き方の希望や適性など、自らのキャリアプランについて申告する「自己申告制度」を年に一度実施しており、従業員のキャリアプラン実現に向けたチャレンジを支援しています。会社は本人の希望や状況を理解することで、活躍の場の検討や育成に活用しています。

海外派遣制度
文化シヤッターでは、グローバルな人材の育成をめざし2013年度より「海外派遣制度」を実施しています。BX BUNKA VIETNAMと文化シヤッター両社による「交換留学研修」として、文化や働き方が異なる相手国において職種に応じた経験を積み、新たな気づきや現地の従業員との課題の共有を通じて、相互に成長することをめざしています。2019年度はBX BUNKA VIETNAMと文化シヤッターからそれぞれ3名が参加しました。2~3か月に及ぶ滞在期間の中で、言葉の壁を越え、積極的にコミュニケーションを図ることで得た知識・経験が、自国でのモチベーション向上につながることを期待しています。
研修生による日本語勉強会の様子
VOICE
海外派遣制度利用
福知山営業所 所長
安原 明

研修初日にノイバイ国際空港を降り立った時、日本の夏のように蒸し暑く、クラクションの鳴り響く独特の雰囲気に「ベトナムに来たんだ」と強烈に感じたことを今でも憶えています。研修ではBX BUNKA VIETNAMが直面するさまざまな課題に、現地スタッフと一緒に取り組みました。課題はどれも現地で解決しなければならないベトナム特有のもので、私は営業職ですが、営業の枠を越えたさまざまな経験を積むことができました。文化や環境の異なるベトナムで仕事をしていると、本当にビックリすることが多く、今まで自然に自分でつくってしまっていたルールや先入観に改めて気づくことができました。このように人は驚いたこと、気づいたことを、自らの知識や経験として吸収し、自分を形成していくのだと思います。ベトナムのスタッフやBX BUNKA VIETNAMで働いている先輩方の、目の前の問題を何としても解決するという熱意を目の当たりにし、それが私自身の仕事をする上でのモチベーションにつながっています。