近年、台湾でも集中豪雨による被害が深刻化しています。各都市では洪水調整池の設置や排水路システムの整備など降水量に応じた対策を講じていますが、年々降水量は増加し続けており、ここ数年は過去の記録を更新する降水量が観測されています。特に昨夏の豪雨による甚大な被害と経済的損失は記憶に新しく、都市型内水氾濫への対応は喫緊の課題となっています。
当社は1995年より止水製品の開発に着手、建物の特性や設置場所に応じたさまざななソリューションを提案することで、浸水被害を最小限に抑え、お客様の命と財産を守ることに尽くしてきました。気候の変動に応じた製品改良を進める中、当社と理念を同じくする文化シヤッターと協働で製品を開発する機会に恵まれました。この協働を通じて、文化や地理、建築設計等において技術的な発想で多くの知見が得られ、当社の技術開発に多様な選択が生まれました。今後も環境に配慮しながら、適応という視点において災害に強い都市づくりに貢献したいと考えています。