満足度の向上
■従業員の健康促進
長時間労働防止のため、時間外労働の目標時間を設定し、仕事の進め方の見直しや業務のシステム化によるDXの推進などによる生産性の向上を図っています。
定期健康診断の再検査については受診率100%を目標に掲げ、継続的な周知により受診を促しています。また、産業医による健康相談を大型拠点で定期的に実施しています。
また、メンタルヘルス不調の未然防止のため、ストレスチェック制度を導入しており、健康状態の確認に加え、ストレスを感じにくい思考に切り替えるメンタルタフネスやセルフケアの方法についての学習や結果に応じた医師への面談希望など、多方面から従業員の心身の健康をサポートしています。
■多様な働き方の支援と働く環境の整備
柔軟な働き方を可能にするフレックスタイム制度やモバイルPCの導入による在宅勤務、リモートワークの導入をはじめ、ワークライフバランスの充実をめざした7日間の計画的有給付与など、多様な働き方のための環境整備を実施しています。
育児休業取得の促進に向けた取り組み
本人または配偶者が妊娠したことを会社に申し出た際は、育児休業制度や取得者の事例の周知と育児休業取得への意向確認を行っています。また、育児休業に関する相談窓口も設置しており、安心して働ける環境整備に努めています。
星野 卓哉
二人目の出産予定日から約1カ月半、育児休業を取得しました。一人目の子の時は取得しなかったこともあり、今回取得を希望することにためらいがありましたが、職場の皆さんからの温かい言葉のおかげで、取得に踏み切ることができました。育児休業期間中は家族と一緒に過ごせる喜びを感じる一方で、生活リズムの異なる二人の子育てに忙殺され、あっという間に時間が過ぎ去ってしまったという印象でしたが、今振り返れば、妻と力を合わせて真剣に子育てに向き合えた濃密な時間だったと感じています。
職場復帰後も育児に協力できるように帰宅時間を少しでも早めようという意識を持つようになり、仕事は見通しを立てて、より計画的に進められるように効率化を図るようになりました。帰宅後は妻と家事、育児を分担しお互いに負担がかかりすぎないようにしています。育児休業はわが子の成長を間近に感じられる一生に一度しかない貴重な時間だと思います。取得を少しでも検討している方は勇気を出して取得して欲しいです。
荒川 匡矢
長男が9月14日に誕生し、1か月間育児休業を取得しました。
職場の上司や同僚に迷惑をかけてしまうと感じながら申請しましたが、周囲の皆さんは嫌な顔一つせず、送り出して下さいました。
産後の疲労が溜まっている妻に代わり、食事、掃除、洗濯等、今までは妻に任せっきりになっていた家事全般を行い、昼も夜もなく子どもの面倒を見ている妻のサポートをする日々で、子どもの成長を身近に感じることができ、父親として家族のために頑張ろうとういう自覚を持つことが出できました。
育児休業が終了してからも、育児の大変さを知ったことで家に帰ってから家事を進んで行うようになりました。これは、育児休業取得に理解を示し、自分のいない間の仕事をカバーしていただいた上司と同僚のおかげだと心から感謝しています。
平川 巧
第一子が産まれてすぐ、約一か月間取得しました。 周囲には快く受け入れていただけました。妻が妊娠中に長期入院したため、産前産後を通して多くの方々にサポートしていただき本当に感謝しています。子どもが新生児である貴重な期間にずっと一緒にいられた経験というのは本当に代えがたいものでしたし、長期入院に続き出産で気力、体力共に低下した妻を支えられたことも良かったと思っています。
育児休業取得後には、効率的な働き方について常に考え、限られた時間を有効活用し、業務の時間短縮を心がけるようになりました。簡単な業務に関してはマニュアル化するなど、業務改善にもつながりました。
これから育児休暇の取得を計画されている方には、ぜひ取得を検討してほしいと思います。育児書だけでは分からない育児への理解度が高まり、なによりわが子が本当にかわいくてたまりません。育休明けも育児は続きます。じっくりと腰を据えて携われる貴重な機会だと思います。
介護休業制度
無期労働契約への転換
定年年齢および定年後再雇用年齢の引き上げ
その取り組みの一環として、従業員の定年年齢を2023年度から2年ごとに1歳ずつ引き上げ、2031年度に65歳とします。働く意欲のある従業員が60歳を区切りとせず、豊富な経験、知識および技術を活かして活躍できる環境を整備することで、さらなる企業の活性化を図っていきます。また定年延長を踏まえ、定年後の再雇用上限年齢についても65歳から70歳まで段階的に引き上げます。
今後も、世代を問わず多様な人材が活躍できる環境づくりに、積極的に取り組んでいきます。